FX初心者入門

英国のEU離脱の是非を問う選挙で大儲けのチャンス!

【著者】 児山 将

2016年の6月23日(木)に、『英国のEU離脱の是非を問う国民投票』が行われます。

もし、英国がEUを離脱するとなると、金融市場においてだけでなく、歴史的な大きな事件となります。
イギリス(British)がEUを出る(exit)ということで、Brexit(ブリグジット)という造語もつくられています。

投資を行う人にとっては非常に重大なイベントとなりますので、簡単にまとめてみましょう。

離脱は地獄、残留は天国?

少し前の調査では、離脱の可能性は半分ほどとなっており、どちらに転ぶか分からない状況のようです。

そもそもイギリスがEUから離脱したいかというと、リーマンショック後の欧州金融危機においてギリシャやフランスなどに支援しなければならず、EUに入る前の記憶がある人は元に戻りたいと考えているようです。

そもそも、イギリスはEUに入っているにもかかわらずユーロを採用していませんからね。

では、実際に離脱してしまうとどうなるのか。
ざっと以下のようになると考えられます。

・関税が掛かることから、輸出企業の収益悪化
・ヨーロッパの金融センターを担うシティの影響力の低下
・上記の影響から、失業率の悪化と不動産市場の悪化
・物価が低下しデフレに陥る

今のところ、良さそうだと思われることは起きなさそうです。

事実、昨年末からこの選挙に向けた思惑で英ポンドは20%ほど大暴落しています。

ポンド円

欧州事情に詳しい松崎さんという方の知人は、昨年の12月頃に『ポンド円は150円くらいまで下がる。』といっていたました。

当時のポンド円は180円台後半でしたが、まさかそこから40円近くも下がるとは全く想像できませんでした。
しかし実際はそうなったのです。それほど、歴史的な事件が起きるか起きないかの瀬戸際にいるのです。

EUを離脱したらどうなる?

では、6月23日の投票で離脱となった場合はどうなるでしょうか。

今のところ、世界的な投資家心理の悪化によりポンド安・株安・ドル高・円高となると予想されているようです。

恐らくポンド円は直近の安値である151円割れを目安に売り込まれるのではないでしょうか。

では、離脱回避となった場合はどうなるのでしょうか。

こうなると、ものすごい資金の巻き返しが起きることになります。

この半年間、欧州では英国の離脱を警戒し投資が縮小し、それに伴い消費も低迷しているのです。その為に、株価も通貨も売られてきました。

しかし、無かったことになるとどうでしょうか。

一気に値が元に戻ることになります。
対円では現在は円高傾向ですが、株高も後押しとなるため短期間で170円以上になっても何ら不思議ではありません。

スコットランドの独立を問う住民投票の例

参考までに2014年9月に行われたスコットランドの独立を当住民投票の例を見てみましょう。

事前の票読みは世論調査で確認できています。

2月7日時点では賛成43%:反対57%。
その後はじわじわと賛成が上昇。
9月7日では賛成51%:反対49%となり、初めて独立賛成派が反対派を上回った。
9月13日では賛成46%:反対54%となった。

ポンド

最終的には、『賛成44.7%:反対55.3%』となり離脱は回避され、ポンドは大きく買われることとなりました。
その後は、原油価格が数年来の下落となったことで、原油産業の割合が高い英国ということでポンドは下落しましたが、選挙を巡って大きく為替が動くということが認識されることとなりました。

今回は、スコットランドがイギリスを出るという一国の問題ではなく、EU全体、いや世界中を巻き込んでいる歴史的な選挙なのです。

やっぱりなかったとなると、やはり急激な戻りが起きることが間違いないでしょう。

個人的には、これだけ悪いことがあるのに離脱するなんてことはないと思われます。

すでに英国の小売業は大きな打撃を受けています。今まで離脱派だった人たちも、実際の生活に響いてくるとなると残留派に回ってくるでしょう。

事実、企業を対象とした調査によると6割以上が残留を支持。
個人を対象とした調査でも55%が残留を支持しているそうです。
(参考:英国のEU残留支持55%、離脱派を15ポイント上回る=ORB調査

あくまで私のイメージですが、選挙後が終わった後の24日(金)には、ポンド円は170円くらいで推移しているのではないでしょうか。

ポンド円

狙える値幅は10円。
1万通貨を買ったとしても、証拠金は約6万5千円を投入し、10万円を得られる計算になります。

離脱か残留か。。

歴史的な事件となるかもしれない運命の選挙は、6月23日に行われます。

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