FX初心者入門

なぜ通貨ペアごとスプレッドが違うのか

【著者】 児山 将

FXのスプレッドは、通貨ペアによって異なります。

説明の前に、まずはGMOクリック証券の取引画面を見てみましょう!

スプレッド表

スプレッドは真ん中のスプレッドという欄に記載されています。
単位はクロス円ですと銭、対ドルだとセントということになります。

この時のスプレッドだと、ドル円は0.3銭。ユーロ円は0.6銭。上から9番目のユーロドルは0.9セントということになります。
この様に、通貨ペアごとにスプレッドは違ってくるのです。

スプレッドの大きさは、主に取引量取引の方法にとって決まってきます。

スプレッドの違いは取引量

スプレッドは、インターバンク市場の金融機関(FX会社にレートを提供する金融機関のことを、カウンターパーティといいます)が通貨ペアごとの売り買いの注文数に応じて決めています。基本的には、通貨の取引量の多いと流動性が高い為、いつでも安定した値段での売買可能になります。
そうなるとスプレッドは小さくても、売買してくれる人が多い為に、金融機関もスプレッドを小さくして取引をしてもらうようにするのです。逆に、スイスフラン/円やポンド/スイスフラン等の通貨ペアは取引量が少ないので、スプレッドは広くなっているのです。

対ドル通貨は安く、クロス通貨ペアは高い

もう1つスプレッドの大きさを決めるのに、取引の方法(両替の方法)というものがあります。

FXは通貨と通貨の売買なので、何かを売れば必ず何かを買うことになります。逆も然り。
ドル円を買う場合は、円を売ってドルを買えばよいですよね。ユーロドルを買う場合は、ユーロ売りドル買いをします。
こういう通貨ペアのことを、対ドルといいます。

一方、ユーロ円を買う場合はどうでしょうか。
この場合は、円を売ってドルを買い、そのドルを売ってユーロを買うという流れになります。マーケットの基軸通貨は米ドルですので、通貨取引のルールとして必ずドルを介して取引をおこなうのです。

図にすると、このような感じです。

transaction-currency-pair-2

刺身を食べるのに、市場に近い築地で食べた方が安く食べられるのと同じように、通貨の売買においても、一度の両替で取引が完了する対ドルの方が取引コストであるスプレッドが安く、クロス円のように何度も売買する必要のある通貨ペアの方がスプレッドは広くなるのです。

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