FX初心者入門

「GPIFの報道は知らない」

【著者】 児山 将

対応の不味さが表面化

本日のドル円は107円台へ回復することなく下落。前日のNY市場でNYダウの上昇と共に小幅上昇しており、本邦勢の買いを期待していたところ、買ってくるところがなく、短期勢の利食いが出て横ばいになったのではないかというところ。中国の経済指標が好結果となりましたが、ドル円の反応はほとんどありませんでした。

後場になり、日経平均が下げ幅を拡大するとともに、ドル円もつれ安となり、前日の安値を抜けるとあっと言う間に106円台前半まで下落しました。

これは、朝方に塩崎氏が「GPIFの報道は知らない」とのコメントしたことが一因でしょう。2人の閣僚の辞任があったにも関わらず、あれほどまでに日経平均が上昇したことは、GPIFの報道があってのこと。年金資金の買いが観測されたということも大きいですが、塩崎氏のコメントにより株式市場はバケツをひっくり返すがごとくの売り優勢となったことはいうまでもありません。

このところの、一体感の無さは非常に残念なところですが、ドル円はテクニカル的には水平線を引いていれば非常に分かり易い値動きとなっています。

ドル円

値動きが落ち着いたころには、日経平均の下落を見てか、下落中の買い玉はかなり少ないようでしたが、値動きが落ち着いたところでは打って変わって、断続的に買いが入る展開になりました。
16時から18時までのジリジリ上がっていくような相場展開は、売りと買いが拮抗しながら徐々に買いが勝っている(売り方の損切でジリジリと上昇している)時によく見られる値動きです。

やはり下げ止まりは買い?

大方、18時過ぎに買いの利益確定が出て少し下がったところで、大きめの買いと、売りの損切りが同時に出たために急上昇したように思えます。

このような値動きをみていると、やはりドル円は高値を追って買うとリスクが高いものの、値動きが落ち着いたところでは、しっかりと拾っており、上がれば利益確定をしていくのが良さそうです。
しかし、値幅は取れそうになりませんので、デイトレを基本にバイ&ホールドではなく、短期にサクサクとトレードしていくような相場つきのようです。
昨日も書きましたが、大きく動いた後のポジション調整が続いていると考えられますので、あまり値幅は期待できずにレンジ相場とみての取引戦略を考えることが良いのではないでしょうか。

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