FX初心者入門

ECB (欧州中央銀行)

【著者】 児山 将

ユーロ圏17か国の中央銀行

ECBとはユーロ圏の17か国の中央銀行(European Central Bank)のことであり、ユーロ圏の金融政策を担っています。
設立は1998年とユーロの設立と同じく非常に新しく、本店はドイツのフランクフルトにあります。
最高意思決定機関は、EU加盟国の中央銀行総裁らを含む17人で構成する理事会であり、投票権は1人1票となっています。
物価の安定を最大目標としており、金融政策の変更は、特にインフレ動向に敏感です。日本銀行に比べて素早い政策変更がなされます。毎月第一水曜日に発表される、欧州政策金利発表に注目が集まりますが、新規の金融政策を行ってから3ヶ月程度は間を開けるようです。
インフレ水準は2%程度とされており、インフレターゲットとは異なるもので「2%以下であり2%近くにする」と曖昧なものです。

やはり、ユーロ圏の中で一番影響力の強いドイツの意向を反映した金融政策を行うことは否めません。
現総裁は、イタリアの経済学者であり、前イタリア銀行総裁であるマリオ・ドラギ氏です。
ドラギマジックと呼ばれるドラスティックな金融政策や市場へのアナウンスで、その手腕に注目が集まっています。

2012年に、ユーロ経済が崩壊していた時に、
『ユーロを守るためにはは何でもする。信じてくれ!(believe me)』というコメントはあまりにも有名で、その後ユーロは500ポイント以上の上昇を引き起こし、市場関係者から『ドラギマジック』と名付けられました。

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