FX初心者入門

米国の景気は本当に回復しているのか

【著者】 児山 将

2014年10月雇用統計

2014年9月の雇用統計はポジティブサプライズとなりました。

非農業部門雇用者数は予想21.5万人のところ24.8万人と予想を大きく上回り、さらには8月分も14.2万→18万人、7月分も21.2万→24.3万人に上方修正されました。
このことから、予想値比では10.2万人ものプラスとなっており、これだけを見ると米国の雇用の増加ペースが衰えていないことが分かります。

なにせ、2008年来の失業率が5.9%に低下したことは市場参加者にとってはポジティブサプライズです。
しかしながら、米労働参加率が前回よりも0.2%マイナスの62.7%まで低下し、これはなんと78年2月以来の低水準ということで、こちらはネガティブサプライズとなりました。結果的に雇用者数は大して増えておらず、質の悪い見せかけの結果となったことが懸念され、110円には届かずに失速する形となっています。

110円という節目に到達したことで、今後は107円あたりまでの調整安となるかもしれませんね。

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