FX初心者入門

ユーロ

【著者】 児山 将

ユーロは欧州の19か国が使用する通貨です。

発足が1999年とまだ20年も経っていない若い通貨ですが、世界の取引量では米ドルに次ぐ2番目のシェアを誇ります。

通貨ペアでは、世界で一番取引量の多い米ドルとユーロの交換レートであるユーロ米ドルが世界一の取引量を誇ります。

ユーロの値動きの特徴

世界中で一番取引量の多いユーロドルは、大量の投機・実需マネーが入り乱れています。
ロンドンのインターバンクディーラーも好む通貨であり、銀行同士で連絡を取り合い同じ方向へ売買することが多いと言われています。
そのため、彼らが一斉に利益確定をする時に突然流れが変わることがしばしばあります。特に欧州昼休み前(18時~19時)あたりに流れが変わることがしばしばあります。

またトレンドがはっきりし易く、金融政策が決まった後などにトレンドがしっかりすると、しばらくその方向へ動き続けます。直近では2014年5月から下落トレンドが11カ月も続きました。
ユーロは比較的単純で素直な通貨といえます。

ユーロドル月足チャート

また、月末になるとロンドンフィックス(日本時間0時)に向けた思惑買いが出やすく、対ドル・ポンドで100ポイントほど上昇する時もあります。

注目イベント 発表日
ECB金融政策発表 毎月第1木曜日
独 ZEW景況感調査  毎月第3火曜日
独 IFO景況指数 毎月中旬
ユーロ圏・消費者物価指数 毎月中旬

<変動要因>
ユーロの先行きを決める注目イベントは、月に一度のECB政策金利とドラギ総裁の講演です。
2014年4月には過去最低の0.25%の金利まで下がっていますが、ユーロ圏の経済の先行きが不透明なため、さらに金利が下がる可能性もあります。
しかし、デフレで通貨高が続いた日本円のように、不景気でもユーロ高が続くという識者もいます。

経済指標では、米国の雇用統計が大きく影響しますが、ユーロ圏の中では経済大国であるドイツの経済指標が最も影響を受けます。

<注目指標> 欧州株価とダウ先物指数
ユーロ円はリスク選考時に円売り・ドル売りとなりユーロドルとドル円が上昇しやすいため、掛け算通貨であるユーロ円の上昇幅は非常に大きくなります。
特に日経平均との連動性が高くなっています。

また、欧州の通貨ですので欧州株価との連動性があり、特にドイツ・フランスの株価を注意して見ておく必要があります。
欧州株が始まる16時から流れが出ることが多いので、欧州株価とダウ先物指数には注意しておきましょう。

top