FX初心者入門

なぜ為替レートは動くのか

【著者】 児山 将

固定相場と変動相場

為替レートは動くもの。と思われている人が多いと思いますが、実はレートが動かない通貨もあるのです。

為替の値段を市場の取引に委ねたものが変動相場制。
政府が為替レートをコントロールし、ある一定の値段に固定することを固定相場制といいます。

実は、日本もバブル期以前は固定相場制だったのです。
明治時代には1ドル1円だった円と米ドルの交換レートが、戦争に負けたことにより日本円の価値が暴落。その後、何度か変更がありまなが1949年に1ドル360円に設定。

その後は、308円の固定レートへと引き下げられましたが、日本の輸出力の強さや経済力がついてきたことから変動相場制へ移行となりました。

JPYUSD
(参考元:wikipedia

1949年~1971年・・・1ドル360円
1971年12月~・・・・1ドル308円
1973年2月~・・・・・変動相場制へ移行

為替相場は需要と供給で成り立つ

為替相場が動く理由は、それぞれの通貨の需要と供給です。

米ドルと日本円の場合は2つの通貨のより需要がある方が買われます。
日常生活でも、同じ東京ドームのライブでも人気アイドルのチケットは高いけれども、やや下火になってきたバンドのライブは少し安かったりしますよね。

通貨もそれと同じです。

ドル円の場合ですと、アメリカの経済が日本よりもとても良いとなると、日本円を売って米ドルを買う動きが起きる為、ドル円のレートは上昇し円安ドル高となります。

また、ギリシャショックなどの不安材料が出てくると、ユーロ価値が下がると思う人が多いため、ユーロが売られ、ドルや日本円が買われます。

通貨は国の力を表すといっても過言ではないでしょう。

為替に影響を与える変動要因

では、具体的にどのような事が為替相場の変動要因となるのか見ていきましょう。

まずはなんといっても景気です。
GDPが伸びていたり、失業率が安定して雇用者数が伸びていたり、消費が良かったりと経済の安定は通貨の人気に繋がります。

そして、金利の高さも重要です。
金利が1%よりも5%の通貨の方が投資先として魅力がありますし、たとえ3%下落しても金利1%の通貨よりパフォーマンスが良いことになります。
金利を動かすのは、各国の中央銀行ですから、中央銀行の要人の発言は時に相場を大きく動かします。

地政学リスクという言葉がありますが、平和であることは通貨の安定に繋がります。
戦争や地震は国を大きく左右する出来事ですから、相場が急激に動く要因となります。
テロや戦争が起こると、基本的に対象の通貨は大きく売られてしまうことになります。

また、選挙も長期的な相場のトレンドを激変させることがあります。
実際、日本は民主党から自民党に変わりアベノミクス相場がスタート!わずか2年で、ドル円は150%の上昇となりました。

その他にも変動要因はありますが、詳しくはファンダメンタルズ分析をご覧ください。

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