FX初心者入門

タカ派、ハト派

【著者】 児山 将

金融政策に対するスタンス

FXの専門用語にひとつに、「タカ派」「ハト派」がありますが、何のことだか非常に分かりづらいものです。
これは、元々政治用語で使われるものです。
金融の場面では、金融政策に対するスタンスの違いがタカ派、ハト派という風に表現されています。特に、FOMCのメンバーのスタンスはドルの行方を左右します。

非常に重要で頻繁に出てくるキーワードですので、しっかりと覚えておきましょう。

タカ派

タカ派とは、強硬的な政治信条を持つ人、または集団を指す言葉です。
なぜ、タカなのかというと、タカは好戦的であることからのようです。
これが金融・経済の分野になると、経済の先行きに対して強気なスタンスを持つ人、ということになります。なので、利上げ賛成派となります。
さらに掘り下げると、インフレ懸念を持つために、金融引き締め(政策金利の利上げ)に積極的なスタンスになります。

ハト派

一方ハト派は、経済の先行きに対して慎重な見方をすることや、政策金利の利上げの反対派になります。
量的緩和や低金利などの金融緩和策を行っている場合は、緩和の継続派ということになりますね。

平和の象徴であるハトは、対話での解決の象徴でもあります。
インフレに対しても、ある程度寛容的です。

ちなみに、現FRB議長であるイエレン議長もハト派ですが、以前議長を務められていたベン・バーナンキ氏は世界一のハト派といわれていました。
「ヘリコプター・ベン」という言葉もあるくらいで、意味はヘリコプターでドル札をばらまくように金融緩和をするということです。

2014年から議長であるイエレン議長もかなりのハト派であるため、利上げは遅くなるだろうといわれています。

米国の連銀の議長は、それぞれの地区によってタカ派、ハト派と昔から分かれているようですので、議長の発言よりも地区連銀の議長の発言からFRBの金融政策のスタンスを読み取っていくという分析方法もできます。

今のところ米国の政策金利は、2015年6月のFOMCでの利上げが有力ですが、どうなるでしょうか。
毎回FOMCの声明文、記者会見、要人発言に注目しておきたいところですね!

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