FX初心者入門

原則固定スプレッドと変動スプレッドの違い

【著者】 児山 将

FXのスプレッドというのはFX会社ごと、通貨ペアごとに違います。そして、スプレッドにはいくつか種類があることはご存知でしょうか。

そもそもスプレッドというのは、為替取引する際の売値(bid)と買値(ask)の差の事です。
ちなみに、この2つの値段のことを2Way Priceといいます。

以下は、2015年4月21日12時40分のGMOクリック証券の為替レートとスプレッドです。

通貨ペア BID(売値) ASK(買値) スプレッド
米ドル円 119.390 119.393 0.3
ユーロ円 128.087 128.093 0.6
英ポンド円 177.72 177.731 1.1
豪ドル円 91.952 91.959 0.7
ユーロドル 1.07284 1.07289 0.5

FX会社のレートパネルで値段を見ると分かるのですが、売値と買値は同じではありません。売値が安く、買値が高くなっており、この差(スプレッド)がFX業者の利益となります。

2015年4月時点では、ドル円であれば0.3銭や0.5銭となっている業者さんが大変となっています。

米ドル円のスプレッド0.3というのは、以下の計算式となります。
119.393-119.390=0.003円=0.3銭

この場合、ドル円を1万通貨(約120万円分)買った時に、30円の手数料を支払っているということになります。

ユーロドルの場合は0.5セントですので、この場合の手数料は1万通貨での取引の場合は、片道(買いor売りのみ)で約60円ということになります。

実際には、注文時と決済時に決済した時のこスプレッドを支払うことになります。よって、スプレッドが0.3銭御場合は、買い注文が約定した時点で0.3銭、売り注文が約定した時点で0.3銭、合計で0.6銭必要となります。

スプレッドは一律というわけではありませんが、取引のたびに往復のスプレッド手数料を支払っているということを覚えておいたほうが良いでしょう。

スプレッドの種類と違い

スプレッドには、完全固定、原則固定、変動、キャンペーンの以下の4種類の種類があります。

現在はほとんどのFX会社が原則固定のスプレッドを採用しています。スプレッドが原則固定の場合、基本的には常にFX会社が提示したスプレッドになるのですが、場合によりスプレッドが広がる時もあるということです。

スプレッドの種類 特徴
完全固定 スプレッドが常時変動せず完全に固定。
以前はFXプライムが完全固定でしたが、現在採用しているFX会社は無い。
原則固定 スプレッドが原則的に固定されているが、経済指標発表前後や要人発言などで為替相場変動が激しい時に変動する。
現在は、多くのFX会社がこれを採用。
変動 インターバンクレートを採用しているため、スプレッドが常に変動する可能性がある。
特に早朝などの流動性が低くなる時間帯は、大きく開く傾向がある。
キャンペーン キャンペーン期間中に縮小される。
特定の通貨に対してスプレッドキャンペーンが行われることが多い。
そして、キャンペーンが何カ月も延長されるケースも多数ある。

■原則固定採用GMOクリック証券DMMFXSBIFXトレード、FXプライムbyGMOなど
■キャンペーンスプレッドを開催中のFX会社:YJFX!、外為どっとコムなど
■変動タイプYJFX!のC-NEXが採用していると考えられます。

ほとんどのFX会社で、スプレッドの配信率(配信実績)を公表しています。
これは、原則固定としているスプレッドで為替レートを提示した割合ということになります。参考にしてみて下さいね!

※スプレッドの変動に関して(GMOクリック証券の注意書きより)
市場の急変時(震災などの天変地異、各国中央銀行の市場介入、その他外部要因)や市場の流動性が低下している状況(米国東部時間午後5時前後、 年末年始、クリスマス時期など)、重要指標発表時間帯などに、スプレッドが拡大する場合がある。

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