FX初心者入門

最新、スワップ金利投資事情!

【著者】 児山 将

FXでスワップ金利投資というと、オセアニア通貨が一般的です。
他には、マイナー通貨の南アフリカランドやトルコリラも人気があります。

いづれも、対円で保有するのが一般的で損切りなど置かずに放置プレイというのが一般的でしょう。

しかし、結果はどうでしょうか。

高金利通貨の週足チャートをご覧下さい。

高金利通貨

豪ドルはドル円の下落で20円下落。
NZドルは利下げを行い、こちらも20円の下落。
南アフリカランドは金価格の下落と、情勢不安、先行き見通しの悪化で30%もの下落。
トルコリラはISの台頭により、理不尽に売り込まれています。

これでは、高いスワップ金利を受け取ったとしても為替差益で負けてしまいますよね。

正しいスワップ金利とは、金利をもらいながら値幅も取れるもの。
通貨が安定していることが前提条件になります。

そこで、2016年春―夏に有効なスワップ投資の通貨ペアを探っていきたいと思います。

南アフリカランドはついに底打ち!?

一番最初に紹介するのは、南アフリカランド円です。

上のチャートを見てみると、唯一2016年に入り下げ止まっています。
これは、金価格の上昇が大きく関係します。

南アフリカの主要産業である金の採掘から、南アフリカランドの対ドルは金価格と連動する傾向があります。

ドル円の下落のため、対円は上昇幅がほとんどないですが、対米ドルではこのとおり。

ドルランド
(下落すると南アフリカランドが強い)

今年はアメリカがドル安政策を取っている(参考:ドル円100円割れに関する考察)ようで、ドル安となれば金価格は上がり易くなります。

さらに、1年半下がり続けてきた原油価格が底打ちの兆しを見せ始め、OPEC諸国もようやくまとまりを見せ始めました。
4月の会合では原油安へと動くかと思われましたが、結果は意外にも少し原油安に動いた後に原油高へ。

原油が底を打ったとなれば、商品相場全体が底堅くなります。これが金の値段が安定する⇒南アフリカランドが買われやすくなるという構図です。

さらに、次回利上げ(政策金利は7.0%)の可能性があるということから2017年の経済見通しを引き下げた後も元の価格を維持しています。

南アフリカランド円は7円割れを底として緩やかに上昇していくのではないでしょうか。
スワップ金利は、10万通貨(約5万円)で120~130円がもらえます。

AUD/NZD

続いては、オーストラリアドルとニュージーランドドルの通貨ペア、オージーニュージーです。

豪ドルキウイ

オーストラリアドルを売って、ニュージーランドドルを買う。
つまり、AUD/NZDの売りということになります。

オーストラリアはこちらの記事(今から10円の下落を狙え!豪ドル円は70円割れ)にあるように、オーストラリアは利下げサイクルに入った為に、下落しやすくなります。
同じオセアニア通貨のニュージーランドも引っ張られる傾向にありますが、インフレ率が高く利下げの可能性があと1回程度と考えられているニュージーランドよりも下落幅はオーストラリアの方が高くなります。
スワップ金利も数円ですがもらえるようです。

トレーディングとしてはスワップ金利よりも、値幅を狙えそうですね!
豪ドルが0.70を割れるまではじっくりと売り続けたいと思います。

ただ、豪ドルNZの取り扱いのFX会社が少ない。。

外為オンラインとヒロセ通商のようですが、スプレッドの問題からヒロセ通商の方が良さそうです。

番外編!?英ポンド円を狙う!

最後はポンド円です。

6月23日に『EU離脱の是非を決める国民投票』を控えていることから、番外編としました。
ポンド円
しかし直近のデータを見ていると、英国企業の65%ほどは離脱を指示しないと考えているようです。
実際に離脱してしまうと、冷え込んでいる英国経済は一段と冷え込む可能性があるとのことで、ここへきて離脱反対票が増えているようです。

実際に、ユーロに加盟していない英国は2009年のギリシャ危機の影響をモロに受けることは回避できています。

英国の離脱がないと分かれば、恐らく信じられないほど株価と通貨は買われるでしょう。
2015年のスコットランドの独立が無くなったと分かると、英ポンドは短時間で3円ほど急騰しました。

今回の下落は、2015年末から対円では40円以上も下落しているのです。

対円ではドル円の下落が足を引っ張っていますが、アナリストさんや上手い投資家さんの話を聞いていると、170円をトライするくらいまでは短期間で戻るのではないかと思います。

この記事のふりかえりは8月前半にはしようと思います。
目指せ、スワップ金利と為替差益のダブル取り!

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