FX初心者入門

FXのスプレッドと取引時間

【著者】 児山 将

外国為替市場では、1日の取引量が4兆ドル(約500兆円)以上あります。
東京市場(8時~15時)ではそのうちの4分の1である1兆ドル足らずが売買されます。

動かないといわれる東京市場でも、意外にも売買高があることが分かります。
下は、2015年4月17日の東京外国為替市場の出来高となります。

ドル円 ユーロドル
全営業日出来高 百万ドル 百万ドル
スポット 6,791 5,140
スワップ 54,014 12,333

(日銀のデータより)

そして、1日の売買がもっとも活発になるのが夜の21時~1時頃(冬時間は1時間後ズレ)となります。

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この時間は非常に多くのトレーダーが売買を行っているため、いつドル円を買おうとしても、反対にドル円を売ろうとしている人がいる為に、直ぐに取引が成立することになります。
このことを、流動性が高いということになります。

FX業者も、顧客同士の売買をぶつければよいので、カバーと取引もしやすいものとなります。

しかし、NY株式市場の後場になれば様子は一変します。
下は、4日間のドル円1時間チャートですが、オレンジの丸の部分がNY市場の後場(日本時間午前3時~6時)となります。

ドル円NY時間

大きく動いている日もありますが、この時は米国の中央銀行の要人があったということです。基本的にNY後場はあまり動きがないということですね。

値動きが薄いとスプレッドは広がる

上に書いたように、FXでは取引量の薄い深夜や早朝になるとスプレッドが広がる傾向にあります。

それは、インターバンクからの提示レートも不安定になる為に、1.0銭以下という超優良スプレッドの安定は至難の業。ベストプライスを提供しづらくなるのです。
雇用統計のような重要な経済指標発表前にも、スプレッドが広がりやすくなります。雇用統計の発表前にポジションを取ることは、リスクが高いことから、売買を行う人が非常に少ないので、当然といえますね。

また、急な要人発言や中央銀行のサプライズ発表などでもスプレッドが広がる傾向にあります。
たとえば、2014年10月30日に日本銀行が追加の金融緩和(黒田バズーカ)を発表した直後や、スイス中銀が1.2000の下限撤廃を表明した時などです。

FX会社は、ボランティアではありませんので、損をしないようやむ終えずスプレッドを開げているのです。

スプレッドの安定したFX会社は?

そんななか、非常にスプレッドの安定しているFX会社はどこでしょうか?

私が様々なFX会社を利用した経験では、YJFX!とSBIFXトレードだと思います。
それは、2015年1月に発表したスイス中銀の事件があった際に、多くのFX会社のレート配信が止まるなか、両方のFX会社は果敢にもレート配信を続けていたからです。

インターバンクでも、値段がないような大事件の最中値段を出し続けるということは、リスク以外のありません。しかも、ユーロスイスというマイナーな通貨ペアではあるものの、一瞬で為替レートが30%も変動するという世紀の大事件が起きているのです。

そういうことを考えると、この2社は非常に立派なFX会社だといえます。
YJFX!はマーケットメイカーとして、インターバンク機能を有していますし、SBIFXトレードはSBIリクイディティディティーマーケットという同グループでレート配信を行っているからこそできたのかもしれませんね!

もしもの時の為に、この2社の口座は持っておきたいところです。

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