FX初心者入門

FX初心者が失敗する理由

【著者】 児山 将

FXでもスポーツでも「ビギナーズラック」というものがあります。
FXにもビギナーズラックは存在し、筆者もこの手の話は掃いて捨てるほど聞いてきました。

そのほとんどが、最終的には損失を出すという結果に陥ってしまっています。
そこで、ここではFX初心者が陥り易いミスを説明していこうと思います。

値動きは上がるか下がるか、その確率は・・・?

・値動きに対する認識の間違い

ご存じの通り、為替も株も値動きは上がるか下がるかしかありません。
選択肢は2つのみです。
しかし、ここに重大な落とし穴があります。
上がるか下がるかは2つに1つですが、上がる確率、下がる確率はけして50%ずつではありません。こう考えていることに、大きなリスクがあります。

1980年代、ドル円は300円でした。
しかし今は100円前後で推移しています。
もし為替が、上がるか下がるかを50%の確率で繰り返しているのであれば、今も値段は300円程度のはずです。
しかし現実は違い、100円台です。この結果から、超長期的には下げる確率の方が高いという結果が出ています。
もし、300円でドルを買っていれば、大損もいいところですよね。

予備知識として、10年~20年前からの昔の市場の値動きを知っておくことは、多少なりとも通貨の歴史を知れるということですので、非常にオススメです。

さて、ここで知っておいてほしいことは、値動きの選択肢は2つしかないものの、その確率はけして50%ではないということ。
コイントスではないのです。

逆にいうと、確率がどちらかに偏っているからこそ、利益を出しやすいといえます。
リスク(損失)を小さく抑え、利益を大きくする、いわゆる「損小利大」が投資にとって大事なことです。つまり、リスクコントロールをしっかりしておけば、FXで大損をすることはないのです。最初は利益を求めずに、まず勉強をしっかりして、リスク管理を徹底し、負けない投資家になることが大事です!利益はその次なのです。

買っていれば、いずれ値は戻るという幻想

FX初心者の方は、損失を確定することに非常に慎重になります。
10万円の証拠金で1万円以上損失を抱えてしまえば、通常であれば一旦撤退してしまわなければなりません。
つまり、損を確定させてこれ以上の損を食い止めるということなのです。
仕切り直しが必要です。

しかし、損を確定しなければ大丈夫という幻想があるようです。
たとえ損を確定しなくても、実際に口座残高が減少していることに何ら変わりはありません。
しかしながら、ポジションを持ち続けてしまい、あまりの損失の大きさに損を確定することができなくなるという現実があります。
自分の思惑通りにいかなければ損を確定させる。逆に、思惑通りに動けば利益を十分に伸ばす。

上でも書きましたが、『損小利大』がトレードで成功するために非常に重要になります。

テクニカル指標重視

FXでの相場の分析の方法に「テクニカル分析」というものがあります。

これは、過去の価格から将来を予想するという分析手法です。
代表的な物には、移動平均線や一目均衡表、MACDやRSIなどがあります。

しかし、このテクニカル分析も役に立つことは間違いないのですが、100%未来を予想するものではありません。
その一般的な使い方や分析に対する認識も、日本と海外では違ったりすることがあります。
しかしながら、テクニカル指標を使用しないというトレーダーは皆無に近いことから、まずは基本を覚えつつ、自身にあったテクニカル指標を探し出し、トレードの武器として役立たせていければよいかと思います。

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